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2022.12.06

ニチイケアセンター坂ノ市 DESIGN 介護施設

実は大分でもグループホーム建設中!

実は大分でもグループホーム建設中!

こんにちは!

 

BIMを主力に、オフィスや障がい者施設、介護施設、保育園、店舗など様々な用途の施設設計を、

鹿児島、福岡、東京など全国のエリアで活動している設計事務所、ixreaです!

 

いよいよ令和4年も師走となりました(^^;)

毎年分かってはいるはずなのに、なぜかバタバタしますね〜〜

 

そしてW杯決勝トーナメント、日本VSクロアチア!!

結果は残念でしたが。。今日は眠い一日ですね。

 

さてさて、先日鹿児島で建設中のグループホームをご紹介しましたが、

実は大分でもグループホームの建設が進んでいます!

こちらは木造2階建ての建物です。

ウッドショックの影響は・・・

昨年、コロナの影響で物流が滞ったり、米国や中国での旺盛な需要の影響などから、

木材の調達ができなくなる”ウッドショック”が発生しました!

 

材料が入るかわからない、、

値段が大きく変動する(3日後には値上げも多くありました)、、

などなど、建設業界に大きな影響がありました。

 

その状況を鑑みて、国内でも木材供給量を増やすことになりましたが、

ウッドショックが沈静化していくと、国内材の供給過多になるという、

なんとももどかしい状況が起きているようです。

 

すると今度は、コロナやウクライナの影響などから鉄の値段が上がり、、

今まで鉄骨造としていた建物を木造に変更するということが増えてきているようです。

 

海外情勢に大いに振り回されている建築業界ですね(^^;)

 

木材の活用は国も推進していて、木造需要は増えていくとみられますが、

今度は大工さんなどの技術者がいない!!

常に問題は発生しますね〜〜

サステイナブルな業界を目指さないといけません。

 

そして、実は今スプリンクラーのヘッド(先端のノズル)が全国的に不足しています(^^;)

なんでそんな物が??となりますが、、

これが無いとスプリンクラーが機能しないので、必死に捜索中です==

木造は現場加工が簡単だが、設備との取り合いは難しい

現在の木造建築は、工場で軸組となる木材をカットして、現場で組み立てるのが一般的です。

軸組をくみ終わったら、他の下地材や設備配管を施工していきます。

 

木材はコンクリートや鉄骨に比べると現場での加工が簡単です。

とはいえ、構造的に重要な梁に安易に穴を空けるわけにはいきません。

 

ちゃんと事前に構造体と設備が干渉しないかをしっかりチェックしておかないと、

「現場が納まらない!」という事態になりかねません〜〜

 

今回も、筋交いとコンセントボックスが干渉する部分がありました。

なんとか色々変更して最終的には納まりましたが、どうにもならない場合もあります。

やはり設計段階で解決しておかないと、現場変更は大変です!

木造でもBIMをベースに干渉チェック!

鉄骨の場合は、鉄工所で加工する前の3Dの加工図データを、

IFCデータで取り込んで、干渉チェックを簡単に行うことができます。

 

事例はこちら↓

木造も同じようなことができればいいですよね〜

 

ということで、木造のプレカットデータをBIMと連携させる取り組みが進んでいます!

それが、CEDEXM(シーデクセマ)です!

 

CEDEXMとは、木造軸組工法に関するプレカット生産CADと意匠設計者が使うBIM等のシステムの

データ連係を目的として構築された標準的なファイルフォーマットです。

 

まだまだこれに対応したソフトやプレカット工場は少ないので、今回も連携を試すことは出来ませんでしたが、

こういう動きがどんどん拡がって、設計段階で細かい確認を簡単にできるようになってほしいですね〜(^^)/



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