WORKS&TOPICS

WORKS&TOPICS

2022.06.10

DESIGN 佐賀市F社本社ビル THE INTERVIEW

THE INTERVIEW Vol.2 富士警備保障本社社屋 公開!!

THE INTERVIEW Vol.2 富士警備保障本社社屋 公開!!

建築の数だけ、その誕生の物語がある。

こんにちわ!

BIMを主力に、オフィスや障がい者施設、介護施設、保育園、店舗など様々な用途の施設設計を、

鹿児島、福岡、東京など全国のエリアで活動している設計事務所、ixreaです!

 

THE INTERVIEWは、ixreaと共に施設実現に取り組んだクライアントを訪問して、その建築プロジェクトを振り返ります。

 

クライアントの目線を通して、建築の設計にまつわる困難や喜び、そして設計事務所(ixrea)の仕事ぶりを浮き彫りにしようとするプロジェクトです!!

 

第2弾は、富士警備保障株式会社を訪問しました。

 

オフィスビルの設計にはそこで働く方々の想いをどのように理解し、合意形成を図るかが重要です。 建築プロジェクトにおけるビジュアライゼーションの大切さが分かるインタビューです!!!

富士警備保障株式会社の理念

管理本部総務グループ 課長 伊藤 正則 さん

伊藤:富士警備保障は、昭和45年に設立の会社です。お客様に安心と安全を提供し、住みやすく豊かな地域作りに貢献するという理念の下、地域に密着したサービスを行っている警備会社です。

ixreaに依頼した経緯は?

富士警備保障株式会社

伊藤:

弊社の鳥栖事業所の移転計画をお願いしたのが最初で、我々の想像以上に素晴らしい建物ができたので良い印象を持っていました。

 

続いて、商業施設のUTZLERTという施設を建て替えた際にも設計して頂きました。これも想像以上の設計でした。そして、今回新社屋を建てる辺り、設計者はixreaしかいないと思い依頼しました。

 

我々がいままでに建ててきた支所なり事業所なりというものは、イメージはただの箱のような建物ですが、ixreaが設計する建物はデザイン性・創造性にあふれるというか、一般の我々が思いつかないような、一言で言えばカッコいいデザインであったのが印象的です。

 

自分たちが「こんな感じが良いな」と思っていたのよりも一歩二歩超えたようなデザインでしたので、ixreaに頼めば間違いないと思います。

どんな風に施設設計が進みましたか?

小川:会社から「まず若手でどんな社屋が良いか」提案するようにという指示がありました。

 

それで若手をピックアップし、チームを組み、「どんな建物がいいか」とか、「将来的な規模やイメージ」について自由にアイデアを出しながらひとつの提案まとめて決めて行きました。

管理本部総務グループ 課長補佐 小川 健 さん

ixreaに頼んで良かったことは?

小川:どんどん平面図を送って貰ったのが良かったです。

広さ・配置・動線についてのやり取りを毎日のように行い、それを社内で、部署ごとに確認し合って、「もうちょっと狭く、あるいは広く、ここの通路をもうちょっと広くしたい」だとか、「こことここの部屋の場所を変えて欲しい」というオーダーのやりとりをしました。

設計中に苦労したことは?

小川:設計中、貴重品運搬の車のサイズが変わり続けました。

ルートの数がドンドン増え、お客さんの数も増え、荷物がどんどん増えていくと、1回に載せる量を大きくするために、ハイエースからトラックベースに変え、更にトラックベースの箱を大きくしていくことになりました。

車両の長さはあまり変わらないのですが、高さが変わるので、それに併せて車庫のシャッターや天井の高さを変えて貰ったりしました。

最初の基本設計スタート時はハイエースでしたが、途中で「もうこの車が最大です」と決めて、設計を仕上げて貰うようにしたのにもかかわらず、またそれを超えてしまい、改めて「天井高さを修正して下さい」とお願いすることもありました。

 

それで全体のバランスを取って貰ったりだとか、やりとりが結構ありましたね。

BIM設計手法はいかがでしたか?

小川:平面図を最初に頂いたんですが、それと一緒に3Dの映像を頂けて、凄くイメージが湧きやすかったです。建物の中まで入っていけて、色んなアングルから見ることができました。

外観に関しても大きな道路からどういう風に見えるのか、建物のどの部分が見えるのか、看板をどの位置にすれば良いのかとか、凄くイメージし易いでした。

内部に関しては、ここを明るくしたいとか、トーンを落としたいとか検討できました。

 

この規模の建物を建てたことがないので、凄く助かりました。

最後にひとこと

山田:竣工式にixreaから吉田社長にご来席頂きました。

弊社50周年を迎えて新社屋を建てましたが、100周年を目指してこの新社屋と共に時を刻もうというお言葉を頂いた。とてもありがたいと思っている。

「100年企業」迎える企業はなかなかないことですが、そこを目指して頑張ろうと思いました。

Vol.2 終

DESIGN THE INTERVIEW ”の他の記事

WORKS&TOPICS 一覧