WORKS&TOPICS
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2025.08.18
BIM セミナー/イベント
BIMの未来を“自分ごと”として語る─「BIM IDEATHON 2025」にixreaスタッフが参加しました

2025年7月、東京都千代田区の大塚商会ホールで開催された「BIM IDEATHON 2025」に、弊社ixreaの若手スタッフ2名が参加しました。
このイベントは、設計・施工・設備など建築業界の垣根を超えて、BIM(Building Information Modeling)の未来について若手実務者同士が語り合う、業界横断型のアイデアソン(アイデア+マラソン)です。
前回開催から7年ぶりとなる今回のテーマは、「BIMの現在地と未来像」。まさに日本におけるBIMの取り組みが次のフェーズに進もうとしている今、非常に意義のある場となりました。
世代と企業の壁を超えて、次の建築を考える

BIM IDEATHONの特徴は、何より「企業の枠を超えた率直な対話」と「次代を担う世代が主役」であること。
イベントには、大手設計事務所やゼネコン、設備工事会社などから総勢64名が参加し、業務の中で日々BIMに向き合う実務者たちが8つのグループに分かれてグループワークを行いました。ixreaのスタッフもその中に入り、それぞれの立場や経験を持ち寄って、未来のBIMについて真剣に議論を重ねました。
討議の中心テーマは以下の3つ:
1. BIMやDXにおける“ギャップ”とは何か?
2. そのギャップをどう乗り越えるべきか?
3. 進みゆく先にある「BIMの未来」とは?
同じ「BIM」というキーワードを扱いながらも、立場やミッションが異なることで見えてくる課題や価値観の違い。それを知り、共有し、乗越えていくプロセスこそが、このIDEATHONの醍醐味でした。
未来を語るアイデアの数々──「BIMの先」にある可能性
イベント終盤、各グループから提案されたBIMの未来像には、想像を超えるビジョンが多数飛び出しました。
・建物人格AIと会話しながら設計を進める未来
・図面が消え、必要な情報をBIMの中でインタラクティブに取得する時代
・ゲーム感覚で触れ、楽しみながら設計する“エンタメ型BIM”
・メタバース専門職の登場と、仮想空間と現実空間を横断する建築の実現
いずれのアイデアも、夢物語のようでありながら、技術的には決して不可能ではありません。
そして何より、「誰かがつくってくれる未来を待つ」のではなく、「自分たちの手でその未来をつくっていく」という覚悟を持った実務者たちの真剣な議論がありました。
ixreaの若手が語った、“次のBIM”に必要な視点
【上野 真祐子(30代):Archcadオペレーター/認定BIMマネージャー】
皆さんが ” BIM ” と聞いて思い浮かべるものは何でしょうか。次世代のCAD、3Dモデル、図面作成のツール、意思決定やコミュニケーションのためのツール・・・など様々な側面からBIMは捉えることができますが、実はBIMという定義自体が現状存在しません。
BIMを仕事で取り扱う人たちの中でも定義が曖昧なのであれば、建築に携わる人の間でも、世の中の人の間にも、ギャップは当然生じるものと考えられます。
グループワークでは、例えば発注者と設計者との間に生じるBIMに対するギャップを補うものとして別の職能が必要なのではないだろうか?というような提案や、敷地情報を網羅する土地に依存する地縛霊(!)のようなAIが居たり、SNSや口コミを柔軟に取り入れて土地情報を管理できたら面白いね!という意見から、全ての人に拓かれたBIM(Building Infomation Modeling)ではなくEIM(Earth Infomation Modeling)が未来のBIMとして考えられる結論として出されました。
そもそもBIMとは何か?それは正しいのか?というような哲学的な問い掛けから、実務のギャップ、未来への展望や期待に至るまで、まさにマラソンのように長く深くBIMに対する思考を巡らせる、刺激的で大変貴重な経験でした。
【髙橋 沙羽(20代):Revitオペレーター】
まだ遠い未来の話だと思っていたAIが、ここ数年で私たちにとって身近な存在となりました。建築業界においても、その影響は確実に広がっています。
今回の「BIM IDEATHON 2025」では、各企業から様々な立場の人たちが参加しBIMの未来について語り合いましたが、参加者の多くは未来のBIMとAIを結び付けて考えました。
建物と対話しながら設計するBIM、立場に囚われないポジションレスBIM、メタバースと現実空間の関係性が変わる未来など…各グループから発表された創造性豊かなアイデアのいずれもが、AIの活用を前提に描かれていたのが印象に残っています。
こうして、現在抱えているギャップと各自が思い描く未来のBIMの形へとつなぐ存在として、AIがこれからのBIMの軸となっていくのではないかと感じ、また今回のグループワークを通して多くのアイデアに触れとても良い刺激となりました。
BIMの“次”を共に創る──ixreaの取り組み
ixreaでは、BIMの活用を単なるツール利用にとどめず、「未来の建築のあり方を変えるプラットフォーム」として位置づけています。
今回のBIM IDEATHONで得られた知見や視座を、現在取り組んでいる自分たちの案件にフィードバックし、より社会に貢献できるサービスへと進化させていきます。
参加した弊社スタッフにとって、「BIMを自分ごととして考える」という姿勢が一層深まる時間となりました。そして、ixreaとしても、こうした志ある若手人材が社内で育ち、より良く社会へ貢献しようとする姿をとても誇りに思います。
BIMは今、「義務」から「戦略」へ。
そして、「制約」から「創造」へと進化しようとしています。
ixreaはこれからも、“BIMの未来”を考え、創り出す企業であり続けます。
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